顎関節症の原因はあごの関節の位置異常とストレスが原因だと言われています。
関節の位置がずれた位置で長時間かみ続けると顎関節症になると言われています。
本来、下あごの骨の関節の凸の部分(下顎頭:かがくとう)は上あごの骨の関節の凹の部分(下顎窩:かがくか)のほぼ中央に存在し、この状態を中心位(顆頭安定位)といい、無理なく最も安定する位置にあるとされます。下顎頭(かがくとう)が下顎窩(かがくか)の中心位にあれば、安定しているので問題はないのですが、噛み合わせが悪いと下顎頭(かがくとう)の位置がずれて中心位になく、安定しない場合があります。この状態が長時間続くと顎関節症になると言われています。 しかしヒトは朝、昼、晩の3回の食事で上下の歯が接するのは15分〜20分と言われています。それ以外は安静空隙という状態で上あごの歯と下あごの歯はほとんど接触していません。上下の歯が接触しなければどんなに噛み合わせが悪くても問題は起りません。しかし、ストレスがあり睡眠中に長く噛みしめることで下あごが常に異常な位置になり、顎関節症を惹き起こします